また、サン・ターフは冬芝のペレニアルライグラスと相性が良いことが特徴です。オーバーシードとは、夏芝のサン・ターフに対し、秋に冬芝の播種を行い1年中緑に保つことです。
オーバーシードは見た目の美しさや運動環境としての利点以外に、休眠中の夏芝の保護の役割があります。芝生維持の観点から、ぜひ行って頂きたい作業です。
サン・ターフの圃場にてウインターオーバーシードを行ったものを張ります。 芝生を張った直後にウインターオーバーシードを行うと、ベース芝のサン・ターフに悪影響を与えるため、圃場で行います。 冬の時期の施工(特に施工後すぐに緑にしたい場所)に最適です。
サン・ターフはプラグ苗としても販売が可能です。
プラグ苗による低コスト芝生化は鳥取方式として知られていますが、関東地方の校庭で使用されている石灰ダストのようなものだと、そのまま芝床に使用するのは困難なため、現状に合った土壌改良を行います。
その後1uあたり、4〜6個程度になるように仕切りプラグ苗を植えていきます。
施工を6月頃に行うことができれば、3ヶ月程度の養生で一面を緑で覆うことも可能です。
高麗芝の改良種で、ターフが緻密で強靭であるため、擦り切れ耐性が高くなっています。
そのため、スポーツ施設や多目的な運動場に向いています。
また、初冬まで緑葉を保ち、春の芽立ちが早いことが最大の特徴であり、オーバーシードを行わない計画に適しています。
(1〜2月は緑度が低下します)
宇都宮大学 雑草科学研究センターの 倉持仁志先生が長年、研究開発したもので、日本の南方に自生するイワダレソウの改良種し、在来種の特性に加え、耐寒性の向上や、種を作らず飛散による増殖を抑える特性、葉が密になる特性を持たせ、土砂流出防止・校庭緑化・さらには砂漠緑化に期待されているものです。